女子中高生のための科学教室(総合科学編)
平成22年3月13日(土)、広島大学総合科学部において、コアコースと3つのサブコースが実施されました。
生徒、広島大学の教員、支援員の大学院生・学部生は一緒に実習を行い、実習終了後に行われたクッキータイムミーティングでは実験で疑問を持ったことや理系の進路などについて質疑応答がありました。
参加した生徒からは「総合科学部のことが分かった」「実験はとても楽しいのだと改めて思った」「錯体についての講義を受けてみたい」などの感想がありました。
コアコース「放射温度計で温度を測る」
放射温度計を使って、人体、加熱した金属片、テルミット反応を用いて作った溶けた鉄などの温度を測り、放射温度計の原理であり、地球での温室効果を理解する上でも基礎となる、プランクの法則の説明を受けました。
サブコース-1「炎色反応をつかったカラーキャンドル」
色鮮やかに光る原子の炎色反応をつかったカラーキャンドルを作り、カラーキャンドルのひかり方を電球や蛍光灯とくらべながら、原子の中身やひかりの正体について説明を受けました。
サブコース-2「立体的にとらえてみよう」
広島に多く分布する花崗岩類地域での崩壊や土石流がどのようなところで発生しているのか、どのように災害につながっているのかについて、空中写真などを立体的に見ながら、立体視の原理や適用法を実習しました。
コアコース-3「色って何だろう?」
分光光度計を使って、ヒトの可視領域で光の波長と色の関係を調べ、色彩を感じるメカニズムを考察しました。発色という現象を通して、科学のもつ論理性に触れる実習をしました。
クッキータイムミーティング
グループに分かれて、質問をしました。
