理系分野の職場を見学し、そこで活躍する女性に皆さんがインタビューすることで、あなたも活躍できる具体的なキャリア形成をイメージしてみませんか?
株式会社サタケ編
理系の職業を覗いてみよう‐先輩にインタビュー‐
「株式会社サタケ編」を実施しました。
平成21年8月4日(火)に、理系の職業を覗いてみよう‐先輩にインタビュー‐「株式会社サタケ編」を実施しました。当日の様子を紹介します。
まずは事前レクチャーの様子です。
5人の女子中学生が参加しました。
やや緊張ぎみの様子です。
広島大学の横山美栄子教授(専門は社会学)から「女性と職業について」や「理系分野の女性を知ろう」といったテーマでレクチャーを受けました。
また、このレクチャーでは小学1年生の女の子と男の子の職業イメージに関する調査データを参考に、自分が小学1年生の頃、何になりたいと思っていたか、また、今現在は何になりたいと思っているかなど、自分自身について振り返ると同時に、では、その職業に就くために、どんな適正が必要なのか、自分の得意な分野や苦手なことは何なのか、など、職業と適正について考えるワークを行いました。
「男性も女性も、理系分野で活躍する機会は平等にあるんだよ」どんな働き方ができるのかな?たくさんの質問を用意して、いよいよ職場見学です。
サタケは米や麦・とうもろこしを中心に食品産業総合機械や食品の製造販売を行っている企業です。
まずはサタケについて会社概要の紹介VTRを見たり、いろいろな機会が展示されている資料室を見学しながら説明をしていただきました。
次は、待ちに待った女性職員の方が働く現場の見学です。まず、設計部門の身深さんが働く設計部のお部屋にお邪魔しました。身深さんはパソコンでCADという設計ソフトを使って、プラント設計をしていらっしゃいます。工場のどこに機械を設定したら、一番安全で効率的な空間ができるかを考えることが重要な仕事だそうです。
続いて技術部門の西村さんが働く技術部の現場です。西村さんはお米の2次加工を行う機会の制作をしていらっしゃいます。お客さんのニーズに合った機械を製作し、その機会がきちんと機能するか、使い勝手はどうか、何度も試験を繰り返しながら、新しい機会を作り出すことが、大変でもあり、とても魅力的な仕事だそうです。
職場を案内してくださった2名の女性に、いよいよインタビューです。
「子どものころになりたかったものはなんですか?」「仕事をする上で、気を付けていることはどんなことですか?」など、中高生からたくさんの質問がありました。インタビュー内容のいくつかをご紹介します。
Q | 「子どものころになりたかったものはなんですか?」 |
A | 「本屋さんになりたかったです。でも、理科の授業での実験が楽しくて、途中から科学の分野を職業にしたいと思うようになりました。」 |
Q | 「子どものころ好きだったことはどんなことですか?」 |
A | 「体を動かすこと、外で遊ぶことが好きでした。」 「本を読むことが好きでした。今では、たくさんの本を読んだ経験が、仕事の文書を読んだり作成したりすることに役立っています。」 |
Q | 「理系の職業に就職した理由を教えて下さい」 |
A | 「生活に密着した仕事をしたかったからです。」「ものづくりが楽しいと思ったからです。」 |
インタビューの中で「仕事は大変なこともあるけど、新しい事を発見する楽しさがあります。」
と、いきいきとお話してくださるお二人の姿がとても印象的でした。
見学終了後、参加した中高生からは、「がんばる女性はかっこいいと思った。私も理系に進みたいと思っているので、がんばりたい。」「文系志望だったけど、今日の見学で、もう少し進路について考えてみたい。」などの感想を聞く事ができました。
