女子中高生のための科学教室(理学編)
平成21年11月28日(土)、広島大学理学部において、コアコースと3つのサブコースが実施されました。
中学1年生から高校2年生の生徒は広島大学の教員および支援員の大学院生や学部生と一緒に実習を行い、実習終了後にサイエンスミニカフェが開かれました。 「理学部のことがよく分かった」「理科の面白さを感じることができた」などの感想がありました。
コアコース「ビッグバンをつくりだせ」
昨年日本の3氏が受賞したノーベル賞の、対象になった研究について解説を聞いた後、素粒子や宇宙の実験研究の基礎となる霧箱による放射線の飛跡観察や放電箱による宇宙線の飛跡観測をしました。
サブコース-1「分子を目で見て動かして!」
コンピュータ上での分子模型の組み立てを体験し、分子の構造や反応性を、自分でつくって予測する実習をしました。
サブコース-2「環境・地球化学 体験学習ツアー in 東広島キャンパス」
東広島キャンパスの3つのポイントを順番に回り、地球表層の化学現象から、大気の進化、現在の地球環境、太陽系・地球形成について観察したあと、研究室で説明を受けました。
コアコース-3「動物の体作りの基本を学びましょう!」
メダカの特徴である器官形成過程を実体顕微鏡で観察し、教科書にのっているウニやカエルの発生と比較する実習をし、遺伝子の機能解析に必要な技術の説明を受けました。
サイエンスミニカフェ
グループに分かれて、実習で分からなかったことや理系の進路などについて質問をしました。先生や学生は実習の説明を行い、それぞれの体験をまじえて相談に答えました。
